とうとう我が相棒のハンドルとステムを交換したのでその紹介を記事にしました。エアロハンドルの導入を検討している方は参考にしてください。
装備変更のきっかけ
元々相棒には以下の装備をしていました。
ハンドル:[ZIPP] SL-70 Ergo 400mm
カーボン製の軽量ハンドル。購入した決め手は大阪市中央区にある某ショップ(BECK〇N)がZIPP製品半額セールをやっていたからです。それにしてもZIPPの値上げが半端ない。。。

ステム:[SHIMANO PRO] VIBEステム 110mm -10度
アルミ製のステム。相棒のCARRERAさんはちょうどいいフレームサイズの在庫がなかったため、サイズを1つ小さいものを購入しました。
そのため長めのステムにする必要があったため、ちょうどいい長さ+剛性がそこそこのお手頃価格としてVIBEステムを選びました。

これらのパーツは特に不満はありませんでしたが、ちょうどチームメイトがNEWバイクを購入し、フル内装ハンドル(SHIMANO PRO製)に変更したため、中古として格安で譲ってもらえたのがきっかけです。
今回導入したパーツは以下の通りです。
ハンドル:[ENVE] SES AERO HANDLEBAR 44/39cm
カーボン製のエアロドロップハンドルで、下ハンの長さが5cmほど長いです。eTapを使用している私には関係ありませんが、電動ドライブトレインにも対応しています。なお、エンドキャップはENVE専用のものとなっており、まぁまぁお高いです。ハンドル本体と比べれば雀の涙ですが(笑)

ステム:[ENVE] AERO STEM 110mm -17度
カーボン製の軽量ステム。カーボン製なので冬でも冷たくならないのがちょっと嬉しい。こちらもまぁお高いです(笑)

交換した理由
私は貧脚とはいえクライマーなので、空気抵抗の削減の優先度は下がり、やはり重量と剛性を重要視します。そんな私がエアロハンドル・ステムを導入したのは以下の理由からです。
重量はそんなに変わらなかったから
元装備の重量は
- VIBEステム:185.5g(実測)
- SL-70 Ergo:207g(実測)
新装備の重量は
- AERO STEM:175g(カタログより)
- SES AERO HANDLEBAR:240g(カタログより)
となっています。

1gでも重量を削りたい人なら許容できませんが、私は「まぁいいか」となりました(笑)
少しでも平坦の負担を減らすため
エアロハンドルで削れる負担は微々たるものと言われていますが、その微々たる力すら欲したくなるアラフォーライダーです。ビックプーリーも同様だと思っています。
ショップで購入したら3倍以上のお値段になるから
このハンドルとステム、両方とも定価で購入するとエントリーモデルのロードバイクが購入できてしまうお値段です。友人からは半額以上の値段で譲ってくれるとのことであり、これならエアロハンドルを試すいい機会だと思い、交換を決意しました。
交換してみた感想

ハンドル幅が上と下で変わっているのは新鮮。あと上ハンが平らだから、丸ハンを握るより上半身の力がいい感じで抜けて良き!
が感想です。空気抵抗の削減は速度が上がれば上がるほど効果を発揮します。今のところロングライドを意識してパワーを抑えて走っており、そこまでスピードを出していないので平坦では実感していませんが、下りではStravaの記録を軒並み更新しています。下りは交通量の影響がかなりあるので一概にはエアロ効果とは言えませんが、スピードは出やすくなっている気はします。
エアロハンドルのデメリットとしては値段がお高いのと、丸ハンで使用していたマウントが使えないことです。というよりマウントの選択肢の少なさよ。。。(´;ω;`)
余談:オーバートルクにご注意を
カーボン製のパーツはオーバートルク(ネジの締めすぎ)によるクラックが起きる可能性が高いです。特にカーボン同士の組み立て(私のようなハンドル×ステム、他にもフレーム×シーポスト)にはアッセンブリーペーストを使用して、小さめのトルクで閉めたほうが無難です。

最後に
巷では、エアロロードでないのにエアロハンドルを導入する意味ある?みたいな論調がありますが、私は全く気にしません。導入することで速くなったりかっこよくなるのであれば十分な意味がありますし、そもそも人の趣味に口出しするな!です(口出ししていいのは間違った組み立てや安全面に関わる不良、そしてプロの残念なメンテナンスです。私の持論ですが)。
値段や交換に伴う影響(マウントやバーテープの新調等)を考慮する必要がありますが、興味がある人はぜひ検討してみてください。
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