2023年からロードバイクを始める初心者へのすゝめ

ロードバイク

今回の記事は初心に戻り、ロードバイクを新たに始める場合のアドバイスをまとめてみました。ロードバイクはここ数年で一気にリムブレーキモデルからディスクブレーキモデルに世代交代しました。最後までリムブレーキモデルを採用していたチーム イネオスが、2021年にディスクブレーキモデルへ移行したのがトドメだと私は思っています。
初心者からしたらなんのこっちゃと思いますので、この辺りも説明していきたいと思います。

オラもディスクブレーキモデル欲しいわ。。。家買ったばかりだから無理だけど(´;ω;`)

ファーストステップ:目的を決めるべし

この記事を書いたきっかけは同僚からの相談です。「トライアスロンを始めようと思うのですが、ロードバイクで何かアドバイスありますか?」というメッセージを受け、色々と考えました。初心者からしたらロードバイクなんて外見以外に何がいいかなんかわかりませんからね💦

まず最初に決めなければいけないのは自転車を買う目的です。街乗りだけでいいならクロスバイクや(かなり高価ですが)ブロンプトンのような折り畳み自転車でしょう。長距離を旅したいのであればランドナーであったり、e-bikeという手もあります。同僚のようにトライアスロンであればロードバイクやTTバイクが対象となります。

自分が何のために購入するのか、まずは目的を明確にしましょう。

セカンドステップ:大体の予算を決めるべし

目的を決めたら次に大体の予算を決めます。

大抵、予算OVERするし

最近のロードバイクの値段は頭がおかしいと思うほど高いです。特にディスクブレーキモデルは高いです(比較対象のリムブレーキモデルが型落ちになるという点もありますが)。また、ロードバイク本体以外にも購入しなければならないもの、すべきもの、した方がいいものがたくさんあります。自分の財布と相談したうえで予算を設定する必要があります。
以下は私の偏見で考えたディスクブレーキモデルのロードバイクの予算の目安です。

  • 10万以下:中古のロードバイク(中古のフレームはどんな傷が内部にあるかわからないので、あまりお勧めしない)
  • 20万以下:型落ちのロードバイク☜変則(ギア)はワイヤー式
  • 30万以下:最新のエントリーモデルのロードバイク
  • 40万以下:型落ちのミドルグレードのロードバイク
  • 50万以下:最新のミドルグレードのロードバイク
  • それ以上:好きなものを買うべし

番外編1:リムブレーキはあまりお勧めしない

予算の表でわざわざ「ディスクブレーキ」と記載しましたが、リムブレーキモデルはあまりお勧めしません。値段は確実にリムブレーキの方が安価ですし、色々とメリットもあります。

  • ディスクブレーキモデルと比べて安価
  • メンテナンスが圧倒的にしやすい(というより、ディスクは個人のメンテナンスはほぼ無理)
  • 洗車が楽(ディスクの場合、ディスクローターにオイルが付いたらアウト)
  • 輪行(袋にしまって電車に乗ること)が楽
  • ディスクブレーキモデルと比べて軽量

このように多くのメリットはありますが、それでもディスクブレーキモデルを推します。理由は

  • リムブレーキモデルは今後新作が出ることはほぼない
  • リムブレーキモデル⇒ディスクブレーキモデルに買い替える時、殆どのパーツが流用出来ない
  • 空気抵抗に優れている
  • ブレーキの制動力が高く、ホイールの寿命が長い

すぐにリムブレーキ用のパーツの供給がなくなることはあり得ませんが、少しずつ縮小していくのは明らかです。いざパーツの供給が少なくなった時に全パーツの交換は中々の出費です。今のうちにディスクブレーキモデルを使っていくのが吉だと強く思います。

今プロショップの店員にリムブレーキ勧められたら、在庫処分を強く疑ってしまうなぁ。。。

番外編2:今買った方がお得!に惑わされるな

既に書きましたが、ロードバイクの値段は年々高くなっています。「物価上昇で今後安くなることはないから今買いましょう!」というセールストークをショップで絶対に受けるでしょう。ロードバイクは趣味、つまり嗜好品であり、土地や株、ビンテージのように価値が上がるようなものではありません。ですので、買い時は”自分が買いたいとき”です。今お得だから買おうとすると、失敗する可能性が高いと思います。

趣味だからこそ、大体の予算を決めたら悩みに悩んで自分の愛車を選ぶべきだと思います。

サードステップ:外見で選ぶべし

これは完全に個人の考えですが、外見重視で最初は選ぶべきだと考えています。コンポーネント(ギアとかブレーキとかの総称)はこのランク以上を選ぶべし!とか色々言う人もいますが、初心者はハイグレードのパーツを使っても特にわからないと思います。私もアルテグラ(シマノ製では上から2番目)とデュラエース(シマノ製にてトップグレード)の違いなんてほぼわかりません。強いて言うなら、ハンドルはグレードが高いほど小さいので、手が小さい人はブレーキが握りやすくなるハイグレードをお勧めする場合もありますが。。。
ちなみにハイエンドになればコンポーネントは電動式しか使えませんが、ミドルグレードまでであれば電動式でもワイヤー式でもどちらでもいいです。今後ハイエンドを購入する可能性があるなら電動式を選んでおけばパーツの流用は出来ますが、予算に気を付けてください(高いよ、電動。。。)

それよりも自分が惚れたフレームを購入した方が、その自転車を大事に扱うと思います。このブログを読む方はプロではなく趣味が目的だと思いますので、より自転車を大切に扱う方が絶対に正しいです。どうしてもハイグレードパーツが欲しくなったら、パーツを購入・交換すればいいだけです。

まずは自分が「これだ!」と思える自転車を探し出し、そして自転車のセルフチェックや洗車方法等を学んでからパーツのグレードアップを検討するのは遅くはないと思います。周りの意見に惑わされ過ぎないようにしていきましょう。

フォースステップ:流通量が多いメーカーを選んだほうがいい?

これについては正直優先度は低いです。
最近のプロショップでは、自分の店で購入した自転車しか点検・修理しない(もしくは割引する)という店が多いです。人手が足りないとか色々理由があると思いますが、そこはプロなんだから見てくれよと個人的には思います。

ただ、現状が↑の通りなので、引っ越しとかロングライド等で購入店とは別のショップにお世話になる際、流通量が少ない自転車だと見てくれないというケースが考えられます。特にメーカー専用パーツを使っていたりすると、修理を断られる可能性が高いです。もしくは炎上並みの修理を受けてしまう。ま、最近だと自分の店で買ってもらった自転車も直せないショップが多いけど。

こだわりor一目ぼれの自転車がない限りは、流通量・在庫量が豊富な有名ブランドを選択した方が無難です。

お勧めメーカー

流通量が多いメーカーをメインに紹介したいと思います。ちなみに紹介する車種は大体ハイエンドです(笑)

BIANCHI ~ビアンキ~

イタリアのメーカーであり、チェレステと呼ばれる緑のような、青のような色が有名です(私はもっと青い方が好きですが)。多くの店で取り扱っており、エアロロードの「OLTREシリーズ」は王道と言えます。

OLTRE XR4(ビアンキのHPより)

GIANT ~ジャイアント~

台湾のメーカーであり、ビアンキと同様に多くの店で取り扱っています。今はツールドフランスのステージ優勝を果たしたディランが乗っていたエアロロード「PROPEL」が大人気です(噂では1年の納期らしいです。)

PROPEL(ジャイアントのHPより)

PINARELLO ~ピナレロ~

イタリアのメーカーであり、チームイネオスのスポンサーでもあります。ピナレロのDOGMAはかなり有名であり、多くの人が一度は乗りたい車種だと思います。

DOGMA F DISK(ピナレロのHPより)

TREK ~トレック~

アメリカのメーカーであり、TTバイクなど多くの車種を取り扱っています。空力性能を追求したMADONEは一体型のハンドルバーにこだわりを見せています。

Madone SLR Gen 7(トレックのHPより)

他にもSPECIALIZEDやCANNONDALEなどがあります(私の愛車であるCARRERAはマイナーだなぁ。。。)。まずはショップに行ってみて、実物を見るのが一番です。

最後に

ロードバイクは高い買い物です。その分ロードバイクにハマったら、相棒として大事に扱うと思います。そんな相棒に会えることを、同じロードバイク仲間として祈っています。次の記事は自転車購入後に必要なスモールパーツについて書こうかな。

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