今回は海外通販で購入した4iiiパワーメータ―のインプレについて書きたいと思います。結論から言うと、「お小遣いが少ない人は選択肢としてあり」です。その理由を含めてまとめていきます。
そもそもパワーメーターって何?
パワーメータ―とは、文字通りパワーを測定する機器のことです。もう少し具体的に言うと、ペダルを漕ぐときに使った力(トルクやケイデンス)をワット(W)単位で測定してくれます。メリット・デメリットは下記の通りです。
メリット:パワーを数値化することで、客観的に今の自分の力を確認することができる
- 速度を基にペース配分を行うと斜度や風の影響を強く受けますが、パワーメータ―ならこれらの影響を受けることなく、ペースを維持することができます
- パワーの数値化に加え、ペダリングのモニタリング機能があるので、トレーニングにはぴったりです
- 友人にパワーで自慢or自虐ができます(笑)
デメリット:パワーメータ―を購入するか否か、そしてどのパワーメータ―を使えばいいかを悩む
- 高価なパーツですので、購入すべきかどうか悩みます
- 無くても走りには全く影響がないパーツです
- 種類が多いので、事前に調べる必要があります
- パワーメータ―に対応するサイクルコンピューターが必要となります
つまり、自分の欲望に忠実になるか否かのパーツですね。これを持っているサイクリストは少なくともゆるポタ勢ではない!
パワーメータ―の種類
パワーメータ―にはいくつか種類があります。大きく分けると3つです。
クランク型
片方、もしくは両方のクランクに装着する、または最初からクランクと一体化しているタイプです。最もスタンダードであり、私がお勧めするタイプです。今回の記事で紹介する4iiiiのパワーメータ―はこの片方装着のタイプです。
ペダル型
ペダルにパワーメータ―が装着されているタイプです。ペダルなので自転車への装着が楽であり、ペダリングの解析精度が高いのが特徴です。ただし、ペダルが重くなるのでペダリングへの悪影響が考えられること、特定のクリートしか使えなくなること、何よりペダルなので傷つきやすいのが欠点です。
ハブ型
ホイールのハブに機器を組み込むタイプです。ぱっと見ではパワーメータ―が装着しているかわからないのでスタイリッシュと言えます。ただ、既製品を使用する場合使えるホイールが制限されてしまうこと、既製品を使わない場合は手組ホイールしかないという使いづらいタイプです。
4iiiiのパワーメータ―とは
私が購入したのは4iiii(フォーアイ)の片側パワーメータ―です。
4iiiiはカナダに本社がある会社であり、クランク式のパワーメータ―を販売しています。4iiiiのパワーメータ―の特徴は以下の通りです。
- 高精度かつ軽量
- 種類が多い
- 超安い
4iiiiは精度が高く軽いということでプロチーム(ユンボ等)でも使われています。実績があるメーカーと言えます。
また、4iiiiのパワーメータ―は片足・両足計測、ボタン電池式のPRECISION、充電池式のPodiiiiumなどがあります。自身の自転車、走り方、予算でどれを買うかを決めましょう。
そして4iiiiの最大の特徴はその価格です。パワーメータ―はパイオニアやrotorといった多くのメーカーが販売していますが、最安値といっても過言ではありません。セールの日を狙えば半額の値段で買える可能性もあります。なお、現在は円安・物価高の影響で高くなっている可能性があるので要注意です。他のパワーメータ―も高くなっていると思いますが(ボソ)。
4iiiiパワーメータ―のインプレ
私は上の写真の通り、片側のパワーメータ―(約3万円)を購入しました。左側のクランクアームなので取り付けは簡単であり、専用のアプリをダウンロードすればキャリブレーションは簡単にできました。
アプリについては別記事で書こうかなぁ
パワーの計測も特に問題なく、安値でこれだけの精度を出せるのは非常にコスパがいいと思います。敢えて言うならば、片足計測なのでペダリングのモニタリングが出来ず、ホビーユーザーのレベルアップに必要な自身のペダリング評価・反省ができないところが残念でした。ただし、これは予算がない私だからこその問題であり、予算があるならモニタリング可能なタイプの購入をお勧めします。
プロならともかく、アマレベルならペダリングのスキル向上は必須だろ
4iiiiパワーメータ―買うなら
4iiiiパワーメータ―を買うなら海外通販のPBKの4iiiiセールを狙うのが一番だと思います。セールは定期的に行われているので、もし欲しい方はちょくちょくサイトを覗くといいでしょう。
参考記事:海外通販、PROBIKEKITで安く購入する方法3選!
なお、PRECISIONは現在、第二世代と第三世代が販売されています。この違いは下記の通りです。
- 同じ電池でも第三世代の燃費は桁違いにいい
- センサー部分が薄くなったので、今まで干渉するため使えなかったフレームも対応可能になった
- 防水機能は若干弱くなった
最後に
私のように低予算でパワーメータ―を買い、ペース配分目的で主に使いたい人には片足の4iiiiパワーメーターが最適解だと思います。ただし、ペダリングのモニタリングまで見たい人には物足りない一品となります。皆さんの目的と予算による欲望の戦いになりますね(笑)
コメント