オレンジフェリーで天空の道へ!大阪から高知の「UFOライン」に挑む

ロードバイク

2023年11月の3連休にて、諸事情により急遽スケジュールがぽっかり空いてしまう事態になりました。休んでもよかったのですが、サイクリストとして「ここはロングライドをするんだ!」と魂が叫んでいたので、予てから行きたいと思っていたUFOラインへ弾丸一人旅をしました。

今年の夏合宿のプランにも入ってたしね。雨でプラン変更したけど

関西からUFOラインに挑みたい人は是非参考にしてください。

UFOラインについて

UFOラインって何

UFOラインとは四国の高知にある約27kmに及ぶ町道です。標高は1300m~1700mであり、西日本最高峰である石鎚山を背景に伸びる「天空の道」と呼ばれています。なお、UFOの由来は「雄峰(ゆうほう = 雄大な山)」だそうです。

TOYOTAのCOROLLAのCMにも使われたぞ。

天気等を調べるときは「石鎚山」で調べるといいでしょう。登山指数が目安になります。
↓google mapより

UFOラインへの行き方

UFOラインは西日本の高知、そして愛媛側にあるので主な行き方は下記の2つになります。

  • 車による移動
  • フェリーに乗って愛媛(西条)から自走

今回は一人旅であり、旅費のことも考慮し、フェリーに乗ることにしました。

四国オレンジフェリーで大阪南港⇔東予港

愛媛に向かう船は「四国オレンジフェリー」と言う名前であり、関西(大阪南港・神戸港)と四国(東予港・新居浜港)を結ぶ航路を有しています。

運賃は時期によって異なりますが、一番安いシングルの部屋で片道8500~10000円程度となります。なお、個人的にはデラックスシングルという一つ上のランクをお勧めします。詳細は後程。

いざ愛媛へ

まずはフェリーの予約

今回のUFOラインへの挑戦は出発当日に決めたので、まずはフェリーを予約しないと話になりません。急いでオレンジフェリーのサイトに行き、会員登録を。その後空室を確認したところ、往復共に1室だけ空いていました。

おそらくキャンセルがあったと思われる。でないと三連休中じゃ空くことはないぞ(多分)

3連休中なので運賃は一番高い時期であり、デラックスシングルで11450円でした。なお、運賃に1800円を追加すると輪行袋に入れることなく、自転車をそのまま船内にいれることができます。なお、デラックスシングルなら部屋の中に、その他だと甲板に置くことになります。

↑実際の予約画面ですが、輪行袋を使うなら「車両:—–、輪行袋:チェック」、使わないなら「車両:自転車、輪行袋:チェックしない」を選択します。もし間違えた場合でも当日の受付で変更や返金も受け取れるので大丈夫です。

オレンジフェリー20:00から搭乗開始、22:00に出航なのでそれまでに間に合うように移動します。

↑フェリー乗り場には輪行するための作業場あり。

Webで予約をすると、受付は予約メールに書いてある番号を伝えるだけで終わります。その後無事に乗船しました。

なお、デラックスシングルの部屋は↓の感じです。

デラックスシングルを勧める理由

  • 広い
  • アメニティがついてくる(歯ブラシ・浴衣・タオル)
  • お金を払えば自転車をそのまま入れられる
  • 外からカギをかけられる←超重要

シングルの場合、カプセルホテルのように他の乗客と同じフロア・別室で寝ることになります。そのため内側から鍵はかけられますが、外側から施錠することはできません。盗難等に合わないためにもデラックスをお勧めします。

船内のタイムスケジュールですが、
レストラン営業時間 20:00~22:30、5:30~7:00?(だった気がします)
東予港への到着予定時刻 6:00
となります。
我々ローディの朝は早いので、6時過ぎには出れるように準備する必要があります。

というわけで夕ご飯は宇和島鯛めし(1500円)を。

朝ご飯は洋食をチョイス

朝食は1000円で洋食となります。ただし事前予約(22:30までに受付で予約)すると和食も選択できるようになり、900円(現金)となります。
朝食を食べ終えて、大体6:10頃に下船しました。なお、当日帰宅する人は荷物を預けることができますので、私のような弾丸ツアーをする人は活用しましょう(無料です)。

愛媛到着。まずは道の駅 木の香へ

船を降りてまずは写真を撮ります(笑)

他のローディもたくさんいましたが、ほとんど(というか私以外?)はしまなみ海道へ向かっていきました。何故山を登らん。。。
まずは194号線に沿って南下し、道の駅を目指します。東ルートのUFOラインに挑む人はここを拠点とします。そのほかに拠点になるようなところが近くには皆無とも言えますが。

市街地はひたすら平坦。市街地を抜けると2~3%の斜度が始まり、短いトンネル3つ目あたりから斜度6~9%とレベルが上がってきます。

早朝のため交通量は少なく、道も広いのでトラックにさえ気を付ければ問題ありませんでした、寒風山トンネルを除けば。。。

寒風山トンネル

このトンネルは1999年にできたトンネルであり、旧トンネルも存在します。トンネル内は平坦なのですが、写真の通り長さがなんと5km超え。交通量と精神力の勝負になります。少なくとも早朝以外では避けたい場所になります。

トンネルを抜けて少し下ったところに道の駅 木の香があります。ここまでで約30kmで、大体9時過ぎです。

UFOラインに挑む

まずは入り口まで

この近辺では補給できるところはないので、しっかりと休憩してからUFOライン(東⇒西ルート)へ向かいました。来た道を戻り、寒風山トンネル手前の側道に入るとあとは1本道です。

このような林道+坂道になっており、斜度は3~7%程度です。道がやや狭い、路面ちょっと悪いといった感じですが、対向車にさえ気を付ければ問題はないと思います。脚を残しつつ登っていきます(ストラバでは距離:7.12km、標高:399m、勾配:5.6%)

なお、私を追い抜いて行ったchapter乗りの人は速かった。。。

UFOラインにいざ挑む

入り口はでかでかと看板があるのですぐにわかると思います。トイレもあるので絶対に行っておきましょう。

斜度はだいたい6~9%程度であり、アップダウンがある道になります。同様に道が狭いですが、勾配の急な変化もなく、想像より走りやすい道でした。ただしトンネルは明かりが一切ないので、全て短いとはいえライトは必須です。
ストラバでは距離:16.05km、標高:589m、勾配:3.5%となっています。

淡々と登り続けると、かの有名な尾根を見ることが出来ます。人が多いのですぐにわかると思います。

この景色を自分の目で見るために来たようなもの。もう数時間遅れていたら曇ってしまっていたので、最高のタイミングでした!
なお、この写真を撮っているときに脚をつりました💦

この尾根の先に瓶ヶ森登山口駐車場があるので、そこでトイレ休憩が可能です。補給はできませんが。。。

そのまま直進することに

予定では折り返して帰る予定でしたが、予想以上に時間があまりました(瓶ヶ森登山口駐車場でだいたい12時、フェリーの搭乗時刻が20時なのでのこり8時間)。なので長沢ダムの方をぐるっと回るルートで一周することにしました。

長沢ダムルートの場合、補給地点が一切ありません。時間に余裕がある人は石鎚山系公式Webサイトにある上級者向けコースを行くのが一番だと思います(もう少し南のルートを使ってぐるっと一周)。おもご ふるさとの駅など、補給地点がいくつかあります。私の場合はフェリーに乗り遅れたら終わりなので、ショートカットコースとしてこちらを選びました。

写真をいくつか撮ったけど、ブログで紹介できるほどでは。。。

道の駅 木の香で遅い昼食

ぐるっと一周してきて道の駅 木の香に戻ってきました。ここでかなり遅い昼食を食べて、東予港へ向けて帰る準備をしました。

↑雉丼、癖がある鶏肉

↑あまご

そして東予港へ

東予港へのルートとして、来た道をそのまま戻るという手もありました。ただ、寒風山トンネルをまた抜けるのはちょっと避けたかったので旧寒風山トンネルを使うことにしました。
まずはUFOラインの入り口までもう一度登ります。

脚がない状態でもう一度登りはつらいorz

UFOライン入り口にある小さなトンネルを抜けていくと旧寒風山トンネルに向かうことが出来ます。↓がその旧トンネルです。

し、心霊スポット。。。?

距離としては1km程度だと思いますが、一切明かりがなく、マジで怖かったです。幽霊出たと言われたら私は信じると思います。。。
トンネル抜けたらあとはひたすら10km近く下りであり、ところどころで休憩しながら安全第一で走りました。

そして16時過ぎに無事東予港にたどり着きました。搭乗時間まで2時間ありましたので、ひたすら待ちぼうけ(笑)

感想

今回は弾丸一人旅として行きましたが、怪我やトラブルもなく、楽しくライドすることができました。次行くとしたらチームメイトと車で行くことになると思うので、公式サイトにある上級コースに挑みたいなと思います。恐らく今回のライドを乗り越えられるなら問題ないと思っています。補給場所もきちんとありますし。

もしUFOラインを挑みたい人は、是非オレンジフェリーを利用して同じように挑戦してみてください。脚に自信がある人は公式サイトの上級コースを、ない方はUFOラインの折り返しルートをお勧めします。

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