楽天証券が最大の改悪!証券会社を変更すべきか否か

投資

楽天経済圏として君臨し続けていた楽天のサービスが悪化の道を順調に進んでおり、とうとう積立投資にもメスが入ることになりました。今回の改悪の詳細と私の対応について書きたいと思います。そろそろ改悪ストップしてほしい(´;ω;`)

楽天証券の強み(今は昔)

改悪する前、楽天証券は証券会社のトップと言っても過言ではないお得なサービスで満載でした。そのいくつかを下記にまとめました。

  • 投資信託に対して楽天クレジットカードが使用可能(月5万まで、1%還元)
  • 楽天ポイントで500円以上の投資を行うと、楽天市場で貰えるポイントが+1倍増加(スーパーポイントアッププログラム)
  • 楽天銀行と連携すると、楽天銀行の金利が年0.1%までアップ
  • 投資信託の残高に応じて毎月楽天ポイントが貰える

補足説明として、楽天ポイントによる投資をポイント投資と表記されており、1ポイントでも使用していれば承認されます。

つまり、使用ポイント1、残り499円以上を現金で支払って投資をしてもオッケーだよ

楽天経済圏を利用していた私を含む多くの人は、かなりの恩恵を受けていたと思います。クレジットカードの積立も楽天証券が最初であり、当初はサービスが群を抜いてました。強いて言えば、海外株の売買のサービスが若干弱かったくらいだと思います。

改悪~第1波~

楽天ゴールドカード等の別サービスが改悪していく流れで、楽天証券にも改悪の波がやってきました。

楽天銀行の金利が(実質)減少

今まで楽天銀行の金利は年0.1%でしたが、2022年4月1日から

  • 預金残高300万円までは年0.1%
  • 預金残高300万円を超える部分は年0.04%

に変更することになりました。つまり、預金が300万未満の方は関係がなく、預金が300万を大きく超える方にはダメージがある改悪です。個人の感想になりますが、自己防衛資金を除いて投資に回している自分の投資スタイルにとって、300万円を超える預金は現時点では投資の種銭対象なのであまりダメージはありませんでした。もちろん年代や投資スタンスで預金の割合は人によって変わります。

改悪はしたけど、それでも他のメガバンクと比べてもまだ高いぞ。

投資信託の残高に応じて貰えるポイントが1回のみ

今までは投資信託の残高に応じて毎月楽天ポイントが貰えていましたが、2022年4月1日から1回のみと変更されました。

例:2022年1月に投資信託の残高が50万円である場合

Before ⇒ 1月以降、毎月20ポイントをゲット

After ⇒ 1月のみ20ポイントをゲット

なお、一気に投資信託の残高が増えた場合、その途中で貰えるはずだった楽天ポイントはスキップされてしまい、貰うことが出来ません。長期の積立投資を考えていた人にとっては残念な改悪です。

改悪~第2波~

改悪第1波もなかなかのダメージですが、ワースト1位と言っても過言ではない改悪がやってきました。

積立投資のクレジットカード払いのポイント還元が減額

今まで月5万円を限度に1%還元を行っていましたが、2022年9月より減ることが決定となりました。

  • 代行手数料(信託報酬の一つ)が年率0.4%以上の銘柄 ⇒ 1%還元のまま
  • 上記の代行手数料が年率0.4%未満の銘柄 ⇒ 0.2%還元に変更

つまり、手数料が低い優良な銘柄(例:eMAXISシリーズ)は還元率が下がり、アクティブファンドのような銘柄は据え置きという形となりました。これは中々痛い改悪です。月5万MAXで積み立てていた場合、年6000ポイントの還元を受けていたはずが年1200ポイントまで減少してしまいます。

SPU(スーパーポイントアッププログラム)のハードルが激難に

楽天証券によるSPUの条件が2022年4月からベリーハードに変更となりました。

  • 投資信託をポイント投資で30000円分投資することで+0.5
  • 米国株式をポイント投資で30000円分投資することで+0.5倍(積立投資、及び手数料無料の海外ETFは除外)

今まで500円分だけで充分であったポイント投資が30000円まで一気に上がりました。ただし、積立NISAの支払いもカウントされるので、楽天証券にて積立NISAを行っている人であれば、条件を達成できる方は多いのではないでしょうか。
問題は+1倍から+0.5倍にSPUが下がってしまったことです。その代わりとして新たに新設されたのが米国株式のSPU条件です。

投資信託と同様に、米国株式で同様のポイント投資を行うことで+0.5倍のSPUが獲得できます。つまり、上記のSPUと合わせて+1倍になります。
特殊条件としては、最近始まった米国株の積立注文と、手数料が無料のETF(VOO等)は対象外となります。

今までは最低500円の投資で+1倍でしたが、変更後は最低60000円の投資で+1倍となります。

これは中々・・・

楽天証券から乗り換えすべきか

このように改悪の波が一気に来ることになりました。第一波は耐えられるレベルですが、第二波は非常に残念と言わざるを得ない内容です。

私個人の方針としては様子を見ようかな?と思っています。

理由1:本来の目的は積立投資であること

サービスはかなり改悪していますが、私たちの主目的は投資をしてお金を運用することです。楽天証券は使いやすいと個人的には思っており、サービスの改悪で右往左往していては本末転倒ではないかと思います。まずは自分の目的と手段を再度見つめなおしましょう。

理由2:クレジット決済はいずれどの会社も縮小するはず

クレジット決済を最初に始めたのが楽天証券ですので、最初に縮小・終了するのは楽天証券であることは妥当と思います。今はSBI証券が同類の決済方法を扱っており、マネックス証券も新たに開始するという情報があります。ですが、この制度は楽天証券の後追いで縮小していくのは明らかだと思います。
ですので、今から始める方はSBI証券やマネックス証券をお勧めしますが、既に始めている方は、クレジット決済の還元率が下がる時期までまだ期間があるので様子を見てもよいと考えます。

なお、どうしても乗り換えたい場合はSBI証券をお勧めします。SBI証券の取り扱い銘柄は豊富であり、別証券から投資信託をお引越しする際にかかる費用をキャッシュバックしてくれるキャンペーンをやっています。まさにSBI証券の狙い通りですね(笑)

SBI証券

理由3:改悪に慣れた・・・

何度も改悪されているので、SPUのハードルが上がることに慣れてしまったという部分もあります。SPUについては諦めるか、他の経済圏に切り替えるかのどちらかしかないと思います。悲しいですが(´;ω;`)

最後に

楽天はとうとう楽天証券にも改悪の舵取りを行いました。お金を運用するという主目的を忘れてはいけませんが、他の経済圏についても少しずつ手を出していったほうがいいかもしれません。今のところPayPay経済圏が有力候補かな~。そのあたりも情報収集したいと思います。

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