新NISAがとうとう来月から始まります。投資初心者や何に投資をするか悩む人に対して、私の意見を述べさせていただきます。投資に正解なんてありませんので、一つの参考としていただければと思います。
そもそも新NISAって何?
詳しい話は別のニュースやブログでイヤと言うほど見ていると思うので、ざっくばらんに。
- 今までのNISAと積立NISAが合体した
- NISAの上限額が増えた
- 株式等を売却した場合、使用していた非課税枠が翌年復活する
他にも注意事項はいくつかありますが、大まかにいえばこれらが新NISAの特徴です。
〇税メガネと言われている岸田首相の数少ない功績だと思っています。
ここまで叩かれている内閣はなかなかないなぁ、本当に。。。
新NISAの運用方針について
上記のように、新NISAには現行のNISA(成長投資枠)と積立NISA(つみたて投資枠)の2つの側面があります。投資信託による積立をしつつ、個別株を購入していくという運用方法も可能です。
ただし、どちらにしても中長期を見据えた運用をするのが正解だと私は思っています。
短期運用、つまりデイトレードのような運用方法を成長投資枠で行うには欠点が2つあります。それは1年で使用できる枠に制限があることと、損益通算が不可能な点です。
成長投資枠の1年間の上限額は240万と設定されています。240万と言えば一般庶民にすれば大金ですが、何度も売買していればすぐに到達してしまう額でもあります。上限額を気にしながら短期売買するのは非常に気を揉みます。
また、短期売買であれば高確率で損が出る株式が出てきます。そのため確定申告で行う損益通算(同年度で発生した利益と損を相殺すること)が非常に重要になってきます。NISAはもともと非課税なので損益通算は一切使用することが出来ません。
以上のことから、個別株は長期保有を前提でない限りは課税口座で取り扱った方がよいと思います。
個別株で資産倍増!なんて夢のある話だけどなぁ、、、
つみたて投資枠
つみたて投資枠については運用方針は一切変えません。投資額が月3.3万円から増えるだけです。現状の私の財政上、クレジットカードで5万+現金で3万、計8万を積み立てていく予定です。
現状、楽天証券ならクレジットカードで月10万支払えますね(クレジットカードで5万、楽天ペイで5万)
投資対象は米国株を想定しています。米国にすべきか全世界にすべきか、これは毎回議論されている内容であり、どちらにするかは人の好みによると思います。ただ、現状の投資先としてはこの2つのどちらかで間違いではないでしょう。なお、両方を買う人もいますが、私は特に問題ないと思います。積立投資で一番の優先事項は継続です。両方買うことで精神に余裕が生まれるならそれでいいのではないでしょうか。
成長投資枠
成長投資枠はリスクが高めの資産運用をする予定です。具体的には配当金を狙った個別株、そして新興国の投資信託です。
高配当株をNISAで購入することで、株価はもちろん、配当金も非課税になります。中長期で株式を保有し続けるので、倒産や株価暴落というリスクが常にありますので、どの株式を購入するかは吟味する必要があります。
新興国については以前の記事でリスクについて記載しましたので、参考にしてもらえればと思います。
なお、つみたて投資枠にも新興国の投資信託は存在します。ただしそのほとんどが私が目指す運用とは異なっています。例えば、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスでは中国が32.7%、台湾が15.2%、インドが13.0%、韓国が11.9%といった比率となっています。
中国は現在不動産危機という爆弾が常に蠢いています。その中で投資先として選ぶにはちょっとリスクが高いと私は感じています。それを踏まえたうえでインドなど、別の国の投資を増やしていきたいと考えています。
なお、つみたて投資枠で購入できない投資信託は基本信託報酬は高いです。リスクが高い分手数料が取られると考えてください。この手数料をどう感じるかも皆さんの考え次第です。
最後に
2023年は米国がなんだかんだ言って好調でした。年始当初は利上げの影響でリセッション(景気後退)に入ると言われましたが、未だに入っていません(正確には入りそうで入らない、ですが💦)。
このように絶対と言われている米国でさえ危ない時期に来ているので、投資に正解はないということはわかるかと思います。資産運用をする場合、どこにどれだけ投資するかを自分の責任で選ばなければなりません。きちんと学びつつ、自分の許容リスクを把握しつつ運用していきましょう!
コメント