米国株式と全世界株式、結局どっちがいいの?

投資

今年から新NISAが始まり、資産運用を続けている人、これを機に始めた人、多くの人がいらっしゃると思います。皆さんの大抵の方が行うインデックス投資について、多くの人がぶち当たる疑問「米国株式と全世界株式、結局どっちがいいの?」について自分なりの考えを書きたいと思います
あくまで私の考えなので、参考までにしてください。資産運用は自己責任なり。

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結論:悩むなら全世界株式インデックスにしておけ

冒頭から結論を書きましたが、全世界株式の方が長期運用という観点からは理にかなっていると言えます。その理由は「分散」の一言に尽きます。では分散とはどういうことか、説明していきたいと思います。

分散と手数料は長期運用の重要キーワードだぞ。

そもそも米国株式・全世界株式って何?

米国株式・全世界株式インデックスとはどちらもとある市場の指数を目標に、言い換えれば目標の市場と同じ値動きにするように投資を行う手法のことです。具体的に示すと下記になります。

米国株式の主な指数
・S&P 500
・VTI (CRSP USトータル・マーケット・インデックス)

全世界株式の主な指数
・MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
・FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

現在多くのインデックスファンドがありますが、ターゲットとなる市場指数/その指数との乖離(トラッキングエラー)/手数料(信託報酬)が選ぶ際の主な材料となります。

分散って何?

分散とは文字通り、散らばり具合を示す値となります。そして投資、特に長期運用を行うときは分散投資を行うのが鉄則となります。つまり、

  • 一企業に全集中して行う投資
    ⇒投資先の企業の株価が上がれば多大な恩恵を受けられるが、その企業の株価が暴落・最悪破産した場合は多大なダメージを負うことになる。ハイリスク・ハイリターン
  • 多くの企業に分散して投資
    ⇒投資先の企業全体の株価が上がれば恩恵を得られる。逆にそのうち一つの企業の株価が暴落しても、全体としてはダメージが少なくて済む。ローリスク・ローリターン

大企業の平均寿命は15年と言われる現在、長期投資を行う場合は自ずと分散投資を行う必要があります。一人で複数の企業の株を保有するのは金銭的にも大変ですが、インデックスファンドを利用すれば、ファンドが目標とする市場指数に投資することになり、自動的に分散されていることになります。

分散は全世界株式>米国株式である(当たり前だが)

これらの2つのインデックスファンドの大きな違いは名称の通り投資先の地域、つまり世界全体かアメリカ全体か、となります。もちろん分散という観点では全世界株式に軍配が上がります。

また、忘れていけないのは為替、つまり使用する貨幣です。全世界であれば各国の通貨となりますが、米国であればドル一択です。為替リスクの分散でも全世界株式が有利です。

つまり分散という観点から見ると、長期投資を行うなら全世界株式が優位という結論になります。

だから、全世界株式にしておけば間違いはない、と言われる所以です。

全世界株式のデメリット

今までは全世界株式のメリットを全面に書きましたが、もちろんデメリットもあります。最大のデメリットはリターンが他と比較し、一番になることはないということです。

あらゆるリスクを分散、つまり株価の増減を平均化しているので、大きなダメージはない代わりに大きなリターンもないということです。
事実、全世界株式の利回りは3~4%、米国株式の利回りは7~8%と言われています。これは米国が一強である証であり、全世界株式では勝てない証拠となります。今後米国が没落したとしても、別の国が一位になるだけで、全世界株式が一位になることはありません。

逆に言えば、今後〇十年もアメリカが勝つ!と思う人は米国株式に投資すればハイリターンを得ることが出来るぞ。

このことを理解していても、実際運用していると「○○株式に投資していればもっと利益が増えたのに、、、」という欲望が常に弱い心を突いてきます(笑)
誘惑を断ち切り、淡々と全世界株式を積み立てていく。これが全世界株式インデックスを選ぶ人の試練となります。

バフェット氏はS&P500につっこめと言っていたけど?

投資の神様として有名なウォーレン・バフェット氏は、妻への遺言書として「私の遺産の1割は米国短期国債に、残り9割はS&P 500に連動するインデックスファンドに投資しなさい」と残していることは大変有名です。神様が言っているんだから全世界株式でなくてS&P500でいいのでは?と思う人も多いと思います。

しかし、バフェット氏の奥さんと同じ立場ではないので簡単に鵜呑みしてはいけません。最大の違いは、バフェット夫婦は米国に住んでいる、つまりS&P500に投資する上で為替リスクがないということです。長期の資産運用を行う上で不要なリスクは可能な限り避けるのは鉄則です。ですので同じように短期国債とS&P500に投資するかどうかはきちんと考えた方がいいでしょう。

勿論、米国短期国債もS&P500も有望な投資対象です。要はリスク許容度を考慮した、投資比率が大事だな。

米国株式と全世界株式のいいとこどりはできないのか!?

では、途中まで米国株式に投資して、途中から全世界株式に切り替えるのはいいんじゃないか!と考える人もいると思いますが、あまりお勧めできません。

一つ目の理由は、いつ切り替えるのがベストなのかの判断が難しすぎることです。これらの判断が難しいから長期の積立投資を行いますので、目的とその理由を忘れてはいけません。そもそもこれらの判断ができる人なら個別株によるハイリスクハイリターンを狙った方がいいかもしません。。。

二つ目の理由は、切り替え時に手数料がかかるからです。NISAを使えば運用益は非課税にはなりますが、売買の手数料はしっかり取られます。安易な切り替えは却ってマイナスになることを覚えておきましょう。

どうしても切り替える戦法を使いたいという人はiDeCoを視野に入れましょう。iDeCoであればスイッチングを利用し、手数料が無料で切り替えることができます。
ただし切り替えには時間を要しますし、そもそも安易な切り替えを行う人は長期投資の意義を再確認した方がよいと思います。

最後に

今回は米国株か全世界株式かで迷っている人を対象にまとめました。投資の世界に正解はありませんので、全世界株式に全振りが皆さんの最適解であるとは限りません。自分が選んだ投資先・ファンドについてはきちんと調べた上で、運用を行っていきましょう。

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