今後の日本での資産形成に対する自分なりの考察(2022年)

投資

ここ最近円安やら米の利上げ等、中々投資がし辛い状況になっています。こういう転換期こそ自分の投資に対する姿勢を見直すべきと考えています。私の考察をまとめてみたので、参考にしていただければと思います。

キーワードその1:岸田政権

令和3年10月4日より在職している我らが100代目の内閣総理大臣「岸田文雄」。この方はコロナウイルス対策やウクライナ情勢の対応で支持を得ており、2022年5月30日の段階で支持率66%と大変絶好調の総理大臣です。

私は全く理解できませんが。。。

本記事は政府批判ではないのでこれ以上は触れませんが、投資家目線から岸田首相を見ると、真っ先に思いつくのが岸田ショックです。

岸田ショックとは?

岸田政権発足後、岸田首相が掲げる「新たな資本主義」として金融所得課税の強化を訴えました。この宣言によって投資家たちの日本市場への不安が増大し、日経平均が一気に下がりました。

岸田首相は他にも自社株買いの規制や四半期開示の見直しなど、投資家に恨みを持っているとしか思えない言動が続いています。しかし、それにも関わらず2022年5月上旬の講演にて「資産所得倍増プラン」を宣言しました。
NISAの抜本的拡充や国民の預貯金を資産運用に誘導する新たな仕組みの創設を掲げており、簡単に言えば企業も個人も投資して資産を大きくしよう!という考えです。

ん?税金を上げるのではなかったの?

投資を促すのに税金を強化するという矛盾、どうにかできんのか。。。

なお、5月末の有識者会議では、NISAの拡充として以下の案が挙げられています。

  • NISAの期限を撤廃
  • 0歳からNISA口座開設可能

他にも非課税枠の増加という案も出たそうですが、税金を払わせたい国が非課税枠を増やすはずがありません(キメツケ)
恐らく、上記のNISAの期限とNISA口座開設の年齢制限の撤廃と、金融所得の増税の飴鞭作戦で行くと私は予想しています。

支持率が高い岸田首相がいる限り、岸田ショックの再来は覚悟すべきと思います。

キーワードその2:円安

そもそも円安って何?

円安とは文字通り、円が安い=円の価値が低いこと指します。今回の円安は諸外国がインフレ対策として金利を上げたこと、資源価格高騰による貿易赤字の拡大等、様々な要因が考えられます。

円安のメリット:輸出品が総じて安くなるので、購入してもらえたり海外からの観光者が来やすい

円安のデメリット:輸入品が高いので、生活面でダメージあり

円安、つまりインフレが起これば全体の給料も増えるはずですが増えることなく、円安と物価上昇のダブルパンチで辛い状況が続いています。日銀が金利を無理やり上げることは可能ですが、もし今上げたら低金利を理由にお金を借りていた個人や企業が、ローンの利率増加による大混乱が間違いなく起こるので現実的ではないと言えるでしょう。

なお、私の予想では円安はまだまだ進み、1ドル140円位は超えると思います。だって円高になる要素がない。。。

キーワードその3:株主優待の不平等

株主優待の人気ランキングでぶっちぎり一位であるオリックスが株主優待を廃止するというニュースは世間の注目を浴びたと思います。そのほかJTやマルハニチロといった有名企業も次々と株主優待の廃止を発表しています。その理由は株主優待の不平等と言われています(単に株主優待の発送のコストが高いという理由もありますが)。では不平等とはなんでしょうか。オリックスの株主優待を例に挙げます。

オリックスの株主優待の内容

  • 100株以上を3年以上保有⇒Aコースカタログ
  • 100株以上を3年未満保有⇒Bコースカタログ

そのため、100株を3年間保有した人も、10000株を3年間保有した人も同じAコースカタログ一つを獲得することができます。

・・・え?これは不平等では???

では海外の株はどうかというと、株主優待制度はかなりマイナー(探せばある程度)です。そのため、この不平等を解消することを兼ねて、株主優待を廃止する動きが今後多くなると予想されます。

なお、オリックスでは株主優待を廃止する代わりに配当金を上げることを考慮しているそうです。恐らく他の会社も追随すると思われます。この動きは個人的にはうれしい動きです(お金の方が自由度があって嬉しい)。高配当株への認識・戦略を改める必要がありますね。

キーワード4:アメリカの弱気相場

最強の市場と言える米国ですが、インフレ率を抑えるために金利を3月頃から上げ始めています。金利が上がると株価は下がると言われています。

金利が上がるなら、わざわざリスクを高めて株を買う必要がない、と考えるのが一般的。株価と金利は逆相関の関係です!

利上げも計7回行う見込みとのことであり、中長期的に弱気相場が続くと思います。弱気相場ということは株のバーゲンセールか!と思いたいところですが、キーワード2で紹介した円安の影響で中々安いとは思えないところがネックです(´;ω;`)

今年、自分はどう動くか

他にもまだまだありますが、主に上記4つのキーワードを基に、私はこのように動きたいと思っています。

積立投資は変更なし

積立投資はそもそも長期的な投資であり、今の株価を気にしても仕方がありません。ロボットのように積み立てていくだけです。
ちなみにインデックス投資の欠点は、世界の経済は長期的に見れば右肩上がりというのが前提です。日本のように世界のGDP成長が鈍化・衰退すればインデックス投資は負債になることを頭の隅に置いておく必要があると思います。

外国株は様子見

米国の金利上昇に伴い、本来であれば海外株を買い増ししたいところなのですが、予想以上に円安が酷いです。保有株の株価が下がっているのに円安の影響でプラスになったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。海外株の売買は慎重という姿勢でいきたいです。

国内株はやや攻めの姿勢で

円安の影響で輸出業は絶好調であったりする国内株ですが、割安株もちらほらみられる状況です。今のうちにいい株を探し、場合によっては買っていこうと思っています。

暗号資産は現状維持

暗号資産は全く期待していない(個人的には宝くじ気分)ので現状維持。攻めることはないかなぁ~

投資に正解はありません。自分に見合ったリスクを見極めて行っていきましょう!いつもの言葉、投資は自己責任で。

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