素晴らしきリボ払い(貸す側からすればだけど)

投資

皆さんはリボ払いをしたことはありますか。私は一切したことがなく、リボ払いこそ資産運用を妨げるボスの一体だと考えています。
今朝テレビでリボ払い特集をやっているところを偶然見ました。そして、リボ払いについて詳しく知らずに敵視していたことに気付き、「まずは敵を知るべし」の精神で今回調べてみました。リボ払いをしている人は、可能な限り早めの返済をお勧めします!

リボ払いって何?

リボ払いの正式名称は「リボルビング払い」であり、リボルビングとは英語の「revolve(回転する)」が由来になっています。拳銃のリボルバーと同じであり、毎月の支払額を一定にして支払っていく(回転していく)という意味合いになります。最初これを聞いた私は

リボルバーを使ったロシアンルーレットかよ。。。

と思ったのは内緒です(笑)。

クレジットカードの支払いは月によってバラツキがどうしても出てしまいますので、月の支払いが一定であったら生活のやり繰りがやりやすくなります。これは最大のメリットと言わざるを得ません。もちろん、その代償も大きいですが。。。

リボ払いをやめろと言われる理由

様々な所でリボ払いはやめろと言われています。その理由を簡単に列挙しました。

超高い手数料

クレジットカードによって手数料に差はありますが、大体が年利15%程度です(年会費があるクレジットカードだと若干低い感じです)。一般的に住宅ローンが1~2%、自動車ローンが2~5%ですので、考えるまでもなく高いです。住宅や自動車と比べれば借りれるお金の額が小さいので、手数料の実際の額は「これくらいか」と考えてしまう人は要注意です。利率を甘く見てはいけません。投資の複利効果を知っている人は、すぐにこの危険性を感じ取れると思います。

ローンの金額の把握を忘れがち

毎月一定の額を支払うので、返済額の合計の把握を見失いがちです。収入額と支出額の管理は資産運用だけでなく、生活する上で重要な行動です。昨今では貯蓄率(毎月どれほど貯蓄できるか)がFireをするためのキーワードになっています。必ず把握しておきましょう。

金融からの特典が美味しすぎる(トラップ)

貸す側からすればこれほど美味しい蜜はありませんので、あの手この手で特典を設定してきます。ポイント還元率アップだったり、キャッシュバックだったりです。特典狙いで設定し、解除するのを忘れるということはよくある話です。私は解除忘れが嫌なので、一切設定しないようにしています。

実際の返済はどれくらいになるか

では、リボ払いを設定した場合、実際どれくらいになるかをシミュレーションしてみましょう。今回は金融庁の借金シミュレーターを利用してみました。

ケース1:利用額が小さく、月の支払額を大きい

3万円の商品を購入し、月5千円の支払いに設定すると

借入金:30000円
月の支払額:5000円
支払回数:7回
合計額:31382円

+1382円の手数料が必要となります

ケース2:利用額が小さく、月の支払額は小さい

借入金:30000円
月の支払額:1000円
支払回数:38回
合計額:37814円

+37814円の手数料が必要となります

ケース3:利用額が大きく、月の支払額は大きい

借入金:600000円
月の支払額:100000円
支払回数:7回
合計額:627703円

+27703円の手数料が必要となります

ケース4:利用額が大きく、月の支払額は小さい

借入金:600000円
月の支払額:20000円
支払回数:38回
合計額:756689円

+156689円の手数料が必要となります

このように、借入金が大きければ大きいほど、返済額が小さければ小さいほど、手数料は高くなります。利率の高さを侮ってはいけません。

リボ払いの対策

そもそもリボ払いをするな!

以上です。いや、本当にこれが一番です。一度ハマるとなかなか抜け出せない沼のようなものなので、まずは入らないことが大事です。
他では、膨れ上がったいリボ払いは利率が低いカードローンに切り替えようという意見もあります。確かにそれも一つの手だとは思いますが、そもそもお金の管理を怠っていたのが最大の原因です。他の借金に乗り換えるのは一時しのぎであり、根本的に見直すべきは別にあると私は思ってしまいます。

最後に

今回はリボ払いについてまとめてみました。資産運用に正解はありませんが、間違いは絶対にあります。リボ払いはきちんと制度の理解や借入金の管理を行っているのであれば、支払いの計画が立てやすいという一定のメリットはあると思いますが、私目線では踏み入れてはいけない領域だと思っています。是非皆さんもローン等がある場合、一度見直してみてはいかがでしょうか。

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