皆さんはeMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)を知っていますか?楽天証券の「トウシル」や 三菱UFJ国際投信のコラムにて、この投資信託に触れられていたので、自分なりの意見を記事にしました。結論からいうと
自分が考えている投資計画とは違うなぁ
です。投資は自己責任!を前提に、参考にしていただければと思います。
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) とは?
まずはこの投資信託について触れたいと思います。この投資信託は三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS」シリーズの一つであり、国内株式・先進国株式・新興国株式を均等比率で組み合わせた値動きを目指すインデックス投資に分類されます。
- ①東証株価指数(TOPIX)に連動(33.3%)
- ②MSCIコクサイ・インデックスに連動(33.3%)
- ③MSCIエマージング・マーケット・インデックス(33.3%)
上記3つの指標を組み合わせた値動きを目指しています。2021年7月21日付けの交付目論見書によると、具体的な投資対象の一部は下記の通りです。
- TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC(台湾)
- APPLE INC(アメリカ)
- SAMSUNG ELECTRONICS CO LTD(韓国)
- トヨタ自動車(日本) などなど
2016年5月末~2021年4月末の騰落率は
- 最小値:-21.8%
- 最大値:53.7%
- 平均:8.2%
とのことです。なお、積立NISAの対象ファンドであり、運用管理費用は0.1144%です。
本ファンドに関するコラムの内容
私が見たコラムは下記の記事となっています。
コラム①
サイト: 三菱UFJ国際投信
コラム名:ぶっちゃけ全世界株式ってどうなの?
コラム②
サイト:トウシル(楽天証券)
コラム名:脱・S&P500の1点張りのポートフォリオ&暴落がきたときの心構え
要約すると、「3地域均等型の方が全世界株式よりリターンが大きい」「インフレ対策として日本株をある程度所持すべき」「期待リターンと推計リスクの比率は問題ない」「3地域の方がわかりやすく、把握しやすい」とのことです。
三菱UFJ国際投信の常務取締役の代田さんなど、偉い方々の対談です。時間がある方は読んで見るもの一興(本ファンドのコマーシャルですが・・・)
個人的な意見・感想
(何度もお伝えしますが、私個人の見解です)
その1:
まずコラム①は2018年3月の対談であり、現在(2021年11月22日付け)の「eMAXIS Slim 全世界株式」と比較すると全世界株式が勝っています。原因としては新興国株式の最近の値動きが影響と考えます。別記事に記載しましたが、新興国株はハイリスクハイリターンの投資対象です。成長度だけで言えばベトナム(VN指数)はトップであり米国を超えていますが、中国のようにトップの一声で一気に株価が下落する可能性があります。
勿論このファンドに全額投資するわけではないと思いますが、それでも3割近くを新興国に投資するのは、自分のリスク許容度を超えていると自分は考えています。
その2:
日本株の所持は3割賛成、7割反対です。海外の投資のリスクとして、為替リスクは存在します。今も円安の影がどんどん近づいている状況であり、為替リスク対策の一つとして日本株を持つ分散投資は手法としてありだと思います。ただ、日本がこのまま成長するかというところが不安です。ご存知の通り、今の日本は給料が上がらず税金が上がるという悪循環であり、岸田政権によって金融所得課税の増税というシナリオまで用意されています。国内株が今後活性化すると見るには厳しい条件が揃っている状況です。勿論、将来のことはわかりませんが、せめて明るいニュースが欲しいところですね・・・。私は国内株式を33%も保有せず、もう少し割合を下げて投資をしています。
その3:
やはり先進国、特に米国株はもう少し持ちたいところです。現時点では米国が経済の中心であり、これに異を唱える人は中々いないと思います。来年は弱気相場になりそうな空気が漂っていますが、それでも直近で米国に代わってリーダーの座に座れる国はありません。分散投資とは言え、米国株への比重をもう少し大きくして投資すべきと考えます。
最後に
分散投資の一つとして、本ファンドに投資するのはありと思いますが、私であったら別のファンドに投資して自分にあった割合(アロケーション)に調整したいと考えます。これは私の意見ですので、自分に合った投資をすべきです。でないと学ぶことができず、失敗したら誰かのせいにしてしまいます。余剰資金を使って、自分に合った投資をしていきましょう!
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