赤ちゃんの汗かぶれ対策はこれ!

育児

夏になると絶対に起こる戦いが「虫」「日焼け」、そして「暑さ」です。今回は暑さによる汗かぶれについて書きます。見るからに痒そうな汗かぶれ、皆さんはどのような対策をしていますか?自分が気をつけている事を交えて、記事を書きました。

汗かぶれとは?

上の写真がミニドラの実際の汗かぶれです。ではそもそも汗かぶれって何でしょうか。
文字通り、汗が原因でかぶれてしまった状態のことを指します。もう少し詳しく説明すると、「汗に含まれる塩分やアンモニアによって皮膚が刺激され、炎症が発生した状態」であり、正式名称は接触性皮膚炎と呼ばれます。

赤ちゃんや子供は皮膚のバリア機能がまだ低いため、汗かぶれになりやすいと言われています。大人もアレルギーや乾燥肌など、皮膚が弱い人もなりやすいです。

あせもと汗かぶれは別物である

よく勘違いされる方がいますが、「あせも」と「汗かぶれ」は別物です。

「あせも」とは、正式名称は「汗疹」と言われており、大量の汗や汚れによって汗腺(汗の管)がつまり、皮膚の内部で汗が周りの組織に漏れて炎症を起こした状態のことを指します。原因はどちらも汗ですが、炎症が発生する場所に違いがあります。

この2つの見分け方ですが、全体的に赤くなるのが「汗かぶれ」であり、赤いぶつぶつができるのが「あせも」となります。

NGな汗かぶれ対策

汗かぶれ・あせもに対して行ってはいけない対策がいくつかあります。特にやりがちなのが

そもそも汗をかかせない

です。確かに近年の暑さは異常ですし、クーラーが効いた部屋に居続けたい気持ちは非常にわかります。しかし汗には欠かせない機能がたくさんあります。

  • 体温調整
  • 乾燥から肌を保護
  • 肌表面を整える

汗をかかないと、汗の機能がどんどん弱くなってしまいます。十分注意しましょう!

「汗をかかせない」ではなく、「汗をかいたら適切に対応」を心がけよう。

実際に行っている対策 3選

では、実際に私が行っている対策を紹介します。

汗をかいたら拭く

当たり前の対策である汗拭き。汗のかきっ放しは皮膚によくありません。私が自宅勤務だったり休みの日は、朝シャワーで寝汗を洗い流したり、こまめに服を着替えさせています。やはり原因を取り除くことが一番重要です。

保湿をしっかり

赤ちゃんと比べ、大人がかぶれにくい理由の一つとして、皮膚のバリア機能が上がっていることが挙げられます。このことから、できる限り皮膚のバリア機能を労わってあげることも重要です。タオルで強く拭いたり、引っかいたりするとバリア機能は弱っていきます。また、お風呂上り等は必ず保湿クリーム等を使用し、しっかり保湿してあげましょう。

病院で薬剤を処方してもらう

赤ちゃんには定期健診や予防接種があるので、その時に医師に相談して処方してもらうことも一つの手です。薬剤を使用することに抵抗感を覚えることは仕方ありませんが、きちんと赤ちゃん用に処方された薬剤であれば、誤った使いちい方をしなければ過度に心配する必要はありません(一応、パパドラは薬剤師です)。

ちなみに息子に処方されたお薬は↓の合剤です。

  • ヘパリン類似物質油性クリーム(血行を良くして、炎症を改善させる)
  • ロコイド(ステロイド)

ロコイドはステロイドのお薬です。ステロイドの強さは5段階に分かれていて、ロコイドは下から2番目(マイルド)に分類されます。ステロイド外用剤の中でも副作用が少なく、皮膚が薄い顔面や赤ちゃんに対してよく処方されます。用法用量は患部の場所や程度によって変わりますので、医療スタッフに教えてもらい、しっかり守りましょう。間違っても自分たちが使用している大人用の薬を塗ってはいけません。

最後に

今回は汗かぶれについて書きましたが、あせもも治療方法は同じです。基本は清潔にしてあげることですので、赤ちゃんはもちろん、周りの環境もきれいにしておくことに越したことはありません。埃が汗と混じって、炎症を起こすこともあります。もし他にオススメの方法があったら教えてください!

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