確認すべき退職金と老後

投資

退職金は誰もが気になるワードですね。そんなわけで、今回は退職金に関する記事を書きました。老後2000万円問題がのしかかる昨今、実際に転職した際に貰えた退職金の経験を踏まえて書きたいと思います。是非参考にしてみてください。

退職金の種類

退職金と聞くと、会社を辞めた時に貰えるお金!と考える人が多いと思います。しかし退職金にも種類があるので、まずはそこから整理しましょう。退職金には大きく分けて2つ存在します。

確定給付型

確定給付型とは、一定の計算式(例:勤続年数に比例)に従って予め給付額が決まっている退職金のことを指します。その財源は会社が内部で積み立てて置くか、外部の会社に掛け金を拠出するかのどちらかになります。つまり、自分が貰える退職金を計算することができるということです。

ちなみに私の転職前の会社はこれに該当し、ポイント制として毎月の給与で少しずつポイントが加算されていました。

確定拠出型

確定拠出型とは、会社が一定のお金を拠出し、そのお金を使って運用して増やしていく退職金のことを指します。外部の企業に拠出し運用を任せるタイプと、私たち雇用者が運用方法を決めていくタイプの2つがあります。特に自分たちで運用するタイプは企業型確定拠出年金制度(DC)と言います。

どちらも資産運用していくタイプですので、増える可能性もあれば減る可能性もあります。

自分の退職金を把握せよ

このブログを読んでいるということは、あなたは退職金について不安を抱いているはずです。では、そんなあなたに質問します。

あなたは将来、退職金としてどれくらい貰えますか?

これを即答できる方はきちんと将来を考えている人です。勿論将来なんてどうなるかわかりませんが、少なくとも確定給付年金であれば、ある程度の予測はできるはずです。巷では老後2000万円問題が話題になっていますが、家族数・持ち家or賃貸・養育費・ローンなど、その人の環境によって必要となる金額は異なり、それに対して準備する金額も異なってきます。まずは自分の現状を把握すべきではないでしょうか。

自分の年金の種類を把握し、貰える予想額を把握せよ

番外編(退職金の実体験)

私も転職する際は、特に退職金がいくらもらえるか深く考えていませんでした。私の前職はポイント制の退職金であり、8年も働いていたのでそれなりに貰えるだろ!と楽観視していました。そして蓋を開けたら。。。

70万くらいでした。。。

退職してから退職金の規定をよく読みました←遅い。そしてわかったことは

  • 昇進するとポイントが貰える。
  • 昇進すると毎月のポイントが増える
  • 60~65歳になると毎月貰えるポイントが下がる

ということがわかりました。つまり自分が貰える退職金を把握していなかったんですよね💦

会社によってはそもそも退職金がない会社も増えてきています。必ず確認しましょう!

老後に必要な金額を把握

退職金について把握したら、次に老後に必要な金額を算出しましょう。老後の収入源と言えば年金です。年金の予想額は日本年金機構で調べられます。
↓日本年金機構のURLです。

https://www.nenkin.go.jp/n_net/

ログインすると現状の状態で払い続けた場合の予想額を算出してくれるので、必ず確認しましょう。

次に支出の予想額を算出しましょう。老後の生活費・住居・養育費・趣味、他にも治療費という問題も出てきます。必ず少し余裕を持たせて算出しましょう。

老後の収入と支出の概算が判明すれば、おのずと老後に必要な金額が見えてきます。ここまできてやっと老後の金銭面について不安になるべきです。知らないのに不安になっていては対策が取れませんので。

老後資金を増やせ

では、足りない資金に対してどのような対策があるでしょうか。「長生きしない」というネガティブな作戦以外でいくつか例を挙げたいと思います。

退職金を増やす

最初に思いつくのが退職金を増やす方法です。方法は簡単、一つの会社に長く勤め、昇進すれば増えます。勿論退職金の種類によっては増えませんが、大抵の会社であれば増えます。でも、

昇進なんて無理だよ💦

が一般的だと思います。ただでさえ会社は人件費を出したくないのに、人件費を自ら増やそうとする善良な会社は少なくなってきていると思います。また、ある程度の規模の会社であれば、昇進の椅子が既にないのが現状ではないでしょうか。この方法はチャレンジすることは簡単ですが、達成は茨道です。

ひたすら貯金する

この方法も簡単ですね。ひたすら節約して、余ったお金を貯蓄に回すだけです。そうすればいつかはお金が貯まっています!

これを言われて納得する方は少ないと思います。銀行に預けてもお金がほぼ増えないこの状況で、預金だけで問題をクリアする人は、年収が高いか、支出が極端に低い方だけだと思います。

年金を増やす

年金を増やすという選択肢が一番無難だと思います。初めに、税金の猶予(未納)がある人は納税するかどうかを検討してください。年金の利率は高くありませんが、ほぼ必ず貰えるというアドバンテージは強いと思います。なお、私は自分で運用したほうがいいと考え、学生時代の猶予に対する追納は行いませんでした(年金の受給額も減ると予想されるので)。

そして今政府が進めている作戦は「働き続ける」です。定年後も嘱託で雇ってくれる会社がいたり等、働く場がどんどん増えています。そして、2022年4月から受給年齢が75歳まで引き上げられることになりました。受給年齢を遅らせることで月々の年金の金額は増えていきますので、一つの対応策だと思います。少子高齢化の波はどんどん強くなっていますね。

資産運用をする

資産運用と言っても方法はたくさんありますが、特に有名である方法は

  • iDeCo
  • 個人年金

の2つだと思います。特にiDeCoはオススメの方法です。これについてはまた別記事に書きたいと思います。

1点注意点を挙げるとすると、資産運用は早ければ早いほうがいい、です。短期ですとギャンブル性が高くなり、せっかくの資産が減るリスクが高いです。中期長期を見越した運用がベストだと思います。

最後に

以上、退職金を含めた老後資金について記事を書きました。昨今、自分の身は自分で守る時代になってきているとつくづく思います。いつまでも国に依存した将来設計では落とし穴にはまる可能性が高いです。それを回避するためにも、自分は何ができて何を取り組んでいくべきか、一緒に考えていきましょう!

次の記事では老後のための資産運用について書きたいと思います。

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